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今夜も、「ノーパンしゃぶしゃぶ」を売りにしている会員制クラブ・よし川は大繁盛していた。ある日、現役女子大生でノーパン嬢のさおりは、仲間の裕子と一緒に市長の加納の接待をしていた。初めてのノーパンしゃぶしゃぶに大コーフンの加納。彼がフレアースカートの中が見たくてしょうがない裕子には、実はリストラにあった夫がいた。裕子はお役所というお堅い職場で夫を使ってもらうよう市長に大サービスをはじめる。スカートの中に顔を突っ込むませたりと、しゃぶしゃぶそっちのけで加納は何杯も水割りをおかわりした。そして送迎車に乗り込む加納の横には、無論、御土産の裕子が乗っていた。

愛する恋人が海外留学の為、遠距離恋愛となった佐奈(神咲詩織)は、自らも派遣社員契約とマンションの更新が重なったため、心機一転新たな物件を探すことになった。そんな中、彼女の目に止まったのはある郊外のシェアハウスだった。さっそく所有者である男に案内され下見に訪れるが、その家に他の住人達の姿は無く、何やら怪しげな雰囲気に佐奈は気後れする。勧められるまま男と夕食を共にするが、ふと意識が遠のいてゆく。そして翌朝、彼女は拘束具を嵌められたままの姿で目を覚ますのだが・・・。

介護ヘルパーの姫子(星野ゆず)に対し、要介護老人の六輔は、年甲斐もなく日毎に恋心を募らせていた。妻を亡くして以来、恋の甘酸っぱいときめきは止まる事を知らず、エッチな妄想までしてしまう。しかし、そんな目に入れても痛くない姫子が、実は息子の婚約者だと知り撃沈する。だが想いを断ち切れずにいる六輔を見かね、介護仲間たちが協力し合い、息子と姫子の縁談を壊そうと目論むのだが・・・。

ペンションで働くエロ番頭の中沢。彼の趣味はなんと覗きであった。また、様々な媚薬類を収集し、客の飲み物に混入して効果を試す事も密かな楽しみであった。今日のお客は、佐和子(広瀬奈々美)という独り旅の美人熟女とワケあり母娘風のレズカップルだ。早速風呂に浸かる佐和子を覗きにいくと、中沢に見られていることに気づき、風呂場で身体を洗いながらオナニーを始める始末。媚薬の効果てきめんだ。ワケありレズカップルも夜の風呂場で濃厚にカラミ始める。そんな女性客達にウハウハする中沢であったが、予想外の事件が起きて・・・。

全裸で古典演劇を上演するのが売りの劇団ネイキッドデザイア。ヒロインに大抜擢された新人女優・揚羽(水城りの)の活躍により公演は大成功を収め、そのおかげで新しい劇団員も増えたが、何故か揚羽は劇団を去り、演出家の翼(REN)は意気消沈する。そんな翼を余所に劇団の乗っ取りを企てる昭一(齋賀正和)と、彼に取り入って看板女優の座を取り戻した希来莉(加藤絵莉)は我が物顔で振る舞うようになっていく。劇団の人気が陰りを見せ始める中、新しい劇団員の青空(蓮実クレア)が、揚羽の公演について熱く語るのを聞き、翼は衝動的に揚羽に会いに行くのだが・・・。

重い貧血持ちで学校を休みがちの茉莉子(若月まりあ)は、出席日数が足らず2度目の留年が決定する。毎年東大合格者を数名送り出すことで有名な学習塾「学友会」で、合格祝いのパーティーが開かれた。親友・友美(吉川いと)は、第一志望の大学に見事合格。茉莉子にはその姿が眩しかった。パーティーで東大三浪の河田はヤケ酒し、大暴れする。他の生徒がカラオケに出掛け、静まり返った教室にお決まりの貧血でソファーに横になっている茉莉子に、河田は付き合って欲しいと懇願し、自分はクズだと嘆く。留年した自分を彼に重ねた茉莉子は、自ら制服を脱いだ。翌日から突然河田は姿を消すが、後日、二人分の偽造された東大学生証をたずさえ戻ってくるのだが・・・。

純愛小説の人気作家奇里子は女性雑誌社の真理子とレズの仲だった。その奇里子が最近人気が落ちてきたので、真理子は彼女を失踪させてマスコミの話題を作ろうと計った。海沿いの町のホテルに奇里子は身を隠した。ホテルは季節外れなので広志が一人で管理していた。そして後から来た真理子から奇里子の正体を聞かされて関心をもったが、彼女を隠し撮りしていた由美子を捕えたことから異常なレズと屈辱の性体験をする破目になった。矢島周平と北川徹の共同脚本を異才北川徹が濡れ濡れタッチで演出したこのドラマは、出版界のスキャンダルを背景に女の変態性欲を徹底的に暴露した必見作。竹村祐佳、しのざきさとみ、早乙女宏美、下元史朗らが体当たりの熱演を見せている。

宏一には明子という恋人がいるが、ふとした機会から裕子とテレホンフレンドになった。裕子と電話を通して、互いに自慰をしながら空想のセックスをするのだ。幾度かテレホンセックスをした彼は実際の裕子に会ったが、ホテルに誘うと彼女は怒って帰ってしまった。しかし、それは彼女の本心ではなかったが宏一には見ぬけなかった。明子は彼から去り、彼はまた明子と会って体を求めたが不能におわった。しかし・・・。北川徹と矢島周平の共同脚本を俊才北川徹が演出したこのドラマはテレホンセックスという異常な痴戯を通して奇妙な愛を描くユニークな作品。田口あゆみ他の煽情スターや牧村耕次、下元史朗が出演している。

良一は信用金庫の金を横領して巡亡中、可奈に古びたホテルを紹介されて泊まった。女主人の蘭子は上品で美貌だった。夜、女の悲鳴がしたので良一が洋間を覗くと蘭子と可奈が緊縛の性戯におぼれていた。このほかこのホテルには不気味な出来事が続き、果てには二人が殺され札束が散乱している様子を見て良一は逃げだした。だが、その殺人事件もウソだった。蘭子と可奈には何か謎が隠されているようだった。型破りの俊鋭北川徹が自作のシナリオを演出したこの作品は山間の不気味なホテルを舞台に、公金横領犯人と女性推理小説作家、その秘書が繰りひろげる変態の痴戯を執拗なまでに描く異色の愛欲ドラマである。

妙子は妹のひとみにはファッションモデルをしていると信じさせていたが、実はビニール本のヌードモデルだった。そして妹のひとみをまだ処女だと思っていたが、ひとみは輪姦されたことがあり、その中の一人でガソリンスタンドに勤めている良平をいつか復讐してやろうと狙っていた。こうした暗い影を背負っている二人はやがて情事にからんだ殺人事件にまきこまれ、ひとみも姉と同じ道を選ぶことになる。この作品は、当時大きな社会問題になったビニール本の製作者たちの実態と二人の女の屈折する愛欲のかたちを激烈に描くショックポルノで、西岡琢也のシナリオを福岡芳穂が濃厚タッチで演出している。

店長の父が入院したため、家族経営のコンビニを長男の秋吾が店長代理となり、学生の次男・春太もシフトを増やし、しばらくは兄弟で切り盛りすることに。ところが春太は女性客に手を出してトラブルを起こしたり、忙しくておざなりにしていた秋吾の彼女がまさかのバイトの面接に来たりと毎日ドタバタが絶えなくて・・・。男優、有馬芳彦・夏目哉大。

オッパイダーマンことピューターは、ラスベガスで遊び呆けていた。そこへパイオツウーマンことジェシカが、テロリスト壊滅のミッションを持ってくる。ミッションそっちのけでパイオツウーマンとハメまくったオッパイダーマンだったが、それはハメンジャーズ参加のテストでもあった。その後、マラクネーとコスッテリオの陰謀を阻止に向かうが、コスッテリオの怪しい粉を浴びて性欲が倍増した2人は、激しく萌えあがったのだが、それはさらなる淫謀の始まりだった。

昭夫は、若くして中堅メーカー会社の社長をしている。妻の美智子は処女で結婚し、その後も夫一筋。美しく貞淑で、プロ並みのピアノの腕前を生かして、ピアノ教室も開いている。昭夫にとってはすべてが自慢の妻だった。だが、そんな妻を一生他の男を経験させないでいいのか。妻が他の男に抱かれて、その上で俺のことをもっと愛してくれるなら、それこそが真実の夫婦愛なんじゃないのか。秘かにそう考えるようになった。昭夫は寝室にカメラを持ち込んで、美智子の裸を撮り始めた。最初は抵抗する美智子だが、次第にその股を開きだした。そしてもっと強い刺激が欲しくなっていき・・・。

父は借金で逃亡、母はその取り立ての激しさに苦しみ、女子大生の娘・紗彩(青山未来)に全てを託し母もまた身を隠した。そんな状況の中、自分の生活も困難となった彼女は、短期間で収入を得るため、出張ヘルスに身を投じることになる。初めての経験に最初は戸惑うが、意外やそれは彼女の天性ともいうべき世界だった。そして、店でナンバー1の先輩・愛美(緒川凛)が、常連客で恋人でもある男に騙され、店を辞めたことでエースとなった紗彩が、人気ヘルス嬢への道を歩み始めるのだが・・・。

遥か昔、森の奥に忍びの里が存在した。そこでは今は亡き伝説のくノ一だった母の後継者として、娘の伊武(つぼみ)が秘術会得の為、毎夜師匠と夜の修行に励んでいた。ある夜、修業中に伊武の絶頂力が暴走し、里と現代を結ぶ時界に歪みが生じ、伊武は、現代日本のとある限界集落へとタイムスリップしてしまう。そして伊武はカメラマンの雅人と出逢い惹かれ合うようになる。しかし、雅人の父親が不動産会社の社長で乱開発によって里の自然を危機に晒す人物だと判明する。伊武は、里を守るか恋に生きるかの狭間で悩むことになるのだが・・・。

郊外の駅前ビルの地下に、マネキン人形と酒を飲む『マネキン・バー』がひっそりとある。店で働くチリ(卯水咲流)は、店主が購入した「球体関節人形」に魅せられ、人としての常識感覚を失って行く。体温はあれど人形そのものへ変化して行く彼女の肢体は、常連客たちの格好の酒肴となり、さらに彼女に高揚と快感を与えていく。一方、棺桶に若い女を連れ込み、イタズラをするのが趣味な通称・棺桶オヤジは『ドール姫』(逢沢るる)と呼ばれる女がお気に入りだ。しかし棺桶オヤジはチリに興味を持ち、彼女を呼び寄せることになるのだが・・・。

恋人に誘われ、あるアングラ劇団の舞台を見に行った揚羽(水城りの)は衝撃をうける。なんとその劇団は、古典演劇を裸で演じていた。揚羽は公演後、打ち上げの席で主宰の演出家・翼(REN)に入団を熱心に勧誘され、断りきれずに参加することになる。しかし、翼との肉体関係を武器に看板女優の座についている希来莉(加藤絵莉)や、彼女に片思いするレズの里美、また新たな劇団を主宰しようと考えている根岸など、劇団内で様々な思惑が交錯する。そんな中、揚羽は次回公演作の主演女優に抜擢されることになるのだが・・・。

妻に先立たれた大山(世志男)は、ひとり娘の友美(通野未帆)を予備校に通わせるために、定職には就かず複数のバイトを掛け持ちしていた。友美は、そんなうだつの上がらない父親の存在がうっとうしく、母親のいない寂しさや切なさから逃げるように、予備校の教師とのドライな恋にのめり込んでいた。一方、裕福な家に育った友人の瑠璃(森星いまり)は、年上の彼氏・野々宮からDVを受け、金銭をたかられていたが健気に彼を愛していた。そんなある日、大山は友香(加藤ツバキ)という盲目の女性と知り合うのだが・・・。

不動産会社の課長代理・川島春雄は並はずれた巨乳好き。巨乳の女でないと欲情を感じない。だが妻の秋子はひどいペチャパイなので、夜の営みをすることがない。春雄は満員電車で巨乳の女を痴漢したが、相手は同じ会社の夏子だった。夏子は彼に愛の告白をし、フェラチオをしてくれた。そのとき電車が急停車したので彼はイチモツを噛み切られたと思ったのは彼の夢だったが、以来彼は夢の中で度々巨乳の女とセックスをするようになった。夢の話を聞かされて秋子は相手の女に嫉妬するようになったが、同じようなことが度重なるのでついに彼女は・・・。瀬々敬久の脚本を深町章が監督したこのドラマは、巨乳の女にしか関心のない男が痴漢で体験したさまざまな女の欲情を描いた型破りのお色気編である。

これは自称性学者橋本鉄の戦前・六歳から現在八十七歳に至るまでの、長い性体験の記録である。オナニーで初めて快感を知った六歳の彼は、十七歳で骸骨先生という奇妙な男に連れられて淫売婦を買いにいく。相手のクララに恋をする。その初恋は関東大震災で破れる。情婦を殺しチンボを持って逃げた有名な安部定にも抱かれる。やがて太平洋戦争が始まる。そして、敗戦。鉄は性愛相談所をひらいて、淫乱症や不感症などを実地に診断する。静かな田舎に引っ越して初恋のクララそっくりの幸子を知り同棲。娘の知佳が生まれる。そして八十七歳。彼はこれまでの性体験を本をまとめようと原稿を執筆中だが・・・。瀬々敬久の脚本を深町章が監督したこの作品は、好色男の波乱の一代を描く壮大な色情編。新東宝の創立三十周年を記念する自信作である。