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「おにいちゃん、目を開けて、お願い」かすかに聞こえる妹の声。目を開こうとしても開けない。体を動かそうとしても動けない。一体、俺はどうなってしまったんだ。意識はあるが、まるで何かに制御されているようだ。「さぁ、祐美くん、君のおにいさんを助けたいのであれば」どこかで聞いた男の声。俺の、俺の妹が、今まさに俺のすぐ傍で毒牙にかけられようとしているのだ。だが、今の自分にはどうしようも出来ない。激しい怒りと何も出来ないもどかしさに、聞こえてくる声をじっとかみしめて・・・。水野総合病院の暗部、知るものの間では通称「VIP病棟」と呼ばれる施設。そこの患者達は、自分専用の「特看」を手に入れるためにやってくる。祐美は、ある患者により、「特看」すなわち「特別奉仕看護師」として選ばれたのだ。運悪く事故に遭った俺の為にと口車にのせられ、俺のかけがえのない妹が、俺の目の前で淫らに溺れていく。

両親の渡米を機に、俺は数年ぶりに生まれ故郷の田舎町「呉仁（くれひと）町」に帰ってきた。そこで俺は、それぞれ縁のあった3人の○女たちと再会する。時折、小さな波風が立つことはあっても、平穏で退屈な日々が続いていくはずだった日常。だが、過去の記憶に呼ばれ出会ったひとりの美○女と「ゴアスクリーミングショウ」と名乗る怪人物。彼等との出会いが、俺たちの平凡な日常に小さな亀裂をつくり、狂気と絶望に彩られた奇怪なる「非日常」へと変貌させていく。俺は大事な○女とともに、正常な世界を取り戻すことができるのだろうか。

薄汚れた床の上に、○女の子供は産み落とされた。救いの手はなく、抗うだけの力も持たず、ただの道具として扱われる日々。求められた苗床という役目は、○女から家族や友人、普通の生活、そして処女といった様々なものを奪い、薄暗い部屋へと閉じ込めた。眼前に在るのは、おぞましき異形の生物。腐臭漂う粘ついた触手が、○女のきめ細やかな柔肌を這いずり回り、ありとあらゆる孔に潜り込んでいった。終わりはどこにあるのか。果てには何があるのか。膨らんだ腹の中で何かが蠢く苦痛に苛まれながら、やがて○女は汚物とともに蟲を産む。快楽と苦痛の終わりに、恐怖と狂気の果てに、自らの子供を胸に抱いて泣いた。唐突に得られた自由。月の明るい夜に、○女は久しぶりに外に出た。血まみれのシーツを身にまとい、裸足で冷たい大地の上に立つ。行くべき場所などなかったが、少なくとも独りではない。傍らでは一匹の蟲が、まるで母親に甘えるように○女の足に擦り寄っていた。そして、以降十五年に渡る、○女の物語の幕が上がる。

他人にはない特殊な能力を持つが故に、周囲の人々との軋轢に苦しむ主人公・慎也。そんな彼に、中学時代の恩師・静流から、九州のある島の学園へと転校しないか、という誘いを受ける。手紙には、彼女の教え子の中に慎也と同じ能力を持つ者がいることが書かれており、同じ悩みを持つ彼らなら友達になれるんじゃないか、と綴ってあった。親・友・他の教師らにも見捨てられた彼を唯一理解してくれた静流。たった1年間だったが、静流は慎也に生きる力を与えてくれた。そして、新しい環境で平穏な日々に身を置く慎也だったが、突如、島で起こり始めた怪現象に巻き込まれていき・・・。かくしてこの壮大で切なく狂おしい物語は、ゆっくりと幕をあけてゆく。

気弱な主人公、神代コウは、いじめられながらも平穏な学園生活を過ごしていた。しかし、一人の転校生・来栖美紀が現れたことにより、彼の中に眠っていた黒の王が目覚めてしまう。黒の王と元々一つであった白の王はいち早くコウの中に眠る黒の王の存在に気づき、既に学園を自分の支配下に置きつつあった。やがて魔窟と化していく学園、魔物と化して襲ってくる友人やクラスメイトを黒の王は無残に無慈悲に殺していく中、黒の王の姿になっても自分自身の意識があるコウは、その情け容赦のない暴力を見て苦悩するのであった。覚醒した黒の王に身体を支配されたコウは、魔窟と化した学園で望まぬ戦いに巻き込まれていく・・・。

主人公の実家は、代々続く温泉旅館を営んでいた。ある日、叔母である音羽了子に「大変なことになった」と連絡を受け、彼は久しぶりの故郷を訪れた。帰郷した主人公に母の音羽杏が告げた「大変なこと」とは、蒸発した父親が作ったという4千万円もの借金だった。このままでは、曾祖父の代から守ってきた旅館の全ての権利を手放さざるを得なくなる。しかし、金貸しの冨士田鋭一は、ある条件を呑めばこれまで通り旅館の経営を続けても良いと言う。その条件とは、杏と了子がその熟れた肉体で宿泊客を饗応する宿に、旅館ほむらを作りかえることだった。一平にとって、生涯忘れることの出来ない春休みが、始まろうとしている。

平凡なADとして東部テレビに入社した主人公・間野和也。入社前から憧れていた女子アナ・水無月優妃の信じられない本性を知ってしまった。美しく優しい優妃の像が壊れ、代わりに嫌悪と憎悪が、和也の中に湧きあがる。和也は逆上して休憩室に乗り込み、優妃を力ずくでレイプした。「あなた最低のケダモノね、絶対に許さないんだから」優妃はキッと和也を睨みつけて吐き捨てた。和也はそれには何も答えず、優妃の全裸写真を携帯のカメラで撮影したあと、何か吹っ切れたように呟く。「いつまでもADなんて、やっていると思うなよ」。優妃という心の支えを失った和也は、その後他の者達にも目を付け弱みを握り、女子アナを道具にして幹部にまで成り上がってゆくのだった・・・。

「御神」の血をめぐる悲しくも切ない物語。主人公・御神弓弦と妹の和琴は人がうらやむほど仲の良い兄妹だった。ある日、両親の突然の事故死によって、二人は父親の生まれ故郷へと向かうことに。そして、正当な跡取りとして、屋敷にいるメイド達から花嫁を選ばなければならないと聞かされる。兄妹だから自分は花嫁になれないと泣き伏す和琴に、花嫁候補になることが出来ると提案する。止める弓弦の言葉も聞き入れず、和琴はメイドとして屋敷に留まることを決心する。しかし花嫁を迎える条件とは、彼女達を身も心も隷従させるために、これから1か月間「調教」するというものだった・・・。

いつもの部活の帰り道、突然、夜空に照らし出される月が眩しく光り輝いた。眩い光がなくなり見上げると、そこには満月に浮かぶ小さな人影。そしてボロボロの十二単に般若の面という奇妙な出で立ちの○女が降ってきた。「わたしの名は舞夢。遠き、遠き世界から、あなたを探していました。あなたは、わたし達と共に戦うべき、選ばれた人間なのです」とまどいながらも本能的に何かを感じた主人公。遠き世界からやってきた舞夢と共に、地球侵略を企てる悪から地球を守る戦いが今始まる・・・。

主人公・守屋賢護は、特別変わったところもない、一見するとごく普通の学生。神原未影は仏頂面で、明らかに周囲に馴染めない転校生。しかし、賢護はちょっとしたきっかけから彼女とよく話すようになる。ある日いつものように周囲の奇異の視線を適当に流しながら未影と軽口を叩き合っていると、クラスメイトが大慌てで飛び込んでくる。「おい、学園から人間が消えてるぞ」なぜかこのクラス以外の人間が消滅し、学園が見えない壁で外界と隔絶、孤立していた。賢護とクラスメイト達は、不可思議な閉鎖空間に学園と共に取り残された・・・。

親父が死んで、俺に残されたのは学習塾だった。後を継ぐ気なんかなかったから、夏休みを使って遺品の整理だけでもと思いやってきた。しかし誰もいないはずの教室に一人たたずむ○女が居た。「先生、秘密の部屋に行こうよ」彼女に会ったその日から、俺の奇妙なひと夏の塾が始まった・・・。

伯父と従兄の二人が、各々の欲望を満たすため、ただそれだけのための「ゲーム」。ターゲット（生贄）は双子の義妹、美姫と美紅。ルールは特にない。それぞれの立場や特技を生かし、義妹たちを堕としていく。期間は伯父が海外に旅立つまでの10日間。まだ何も知らない義妹たち・・・。それは俺にとって、かけがえのない最愛の存在。二人をみすみす奪われるわけにはいかない。守るのはこの俺だ。

主人公・加賀見重樹は裏世界でも指折りの闇金融を経営している。返済を滞らせる相手には情け容赦なく取り立てる。その姿は、まさに鬼そのものだった。相手が返済能力の低い人妻だった場合、さらに主人公の非道ぶりが発揮される。返済を待ってやる代わりに、相手の体を要求するなど当たり前。徐々に絡みついて相手の自由を奪い、隙をついて心の奥底に入り込む。最後には見も心も完全に屈服させて、性奴隷として契約を結ばせてしまうのだった。人妻に対して異常なほどの執着を見せる主人公の過去とは、そして金と欲にまみれた主人公の行く先に待つモノは、この世の楽園かそれとも・・・。

もう何度、この夢を見ただろう。○女にどこかに連れて行かれる夢を・・・。目を覚ました智明は、いきなり「異人」と呼ばれ王城へと連行される。どうやら自分は、この国の神官の聖霊の力とやらで、異世界に召喚されたらしい。そして智明は皇帝とよばれる更紗から、「元の世界へはもう戻れない」と告げられ、やがて皇族をめぐる陰謀に巻き込まれていく。

私立浅海学園は文武両道の全寮制の学園だった。学園の学生会会長・山吹良治は表向き快活明朗な模範生を演じる傍ら、学園の裏の顔、組織管理「絆」を取り仕切るリーダー的存在である。学園長を父に持つ彼は、女たちの純潔を散らし屈服させ、男達に抱かせている。そんな浅海学園へ転入することとなった、ヒロイン・薫は両性具有と言う、肉体的に特異な体質を隠し、表向きは女性として学園の門をくぐることとなる。気弱な、それでいて美しい女・薫。そんな格好の獲物を良治が放っておくはずも無い。彼に犯され、その証拠をビデオに納められた薫は、彼の手先となり、他の女たちを犯す道具として使われていく・・・。

静まりかえった路地裏に愛しい葵の悲鳴が響く。俺は身体がしびれて動けない。殴られた後頭部がズキズキと痛む。意識を保っているのがやっとの状態だった。薄暗い道の向こうには愛しの葵の姿が見えない。だが、これだけは間違いない。俺の葵が、今まさに自分以外の人間の毒牙にかけられようとしているのだ。ある日を境に、特定の人間に付け狙われ始めた幼なじみの神埼葵。葵はある組織のプロジェクトによりターゲットに選ばれた。その計画は葵を賭けの対象とし、選ばれた７人の内、誰が葵を堕とすかと言うものだった・・・。

主人公である立川一哉は、とある女学院で講師をつとめる青年。家庭環境に恵まれず、その心は少々荒んでいた。満たされない思いを抱え、日々を過ごす一哉。そんなある日、一哉はナンパした女とのドライブ中、事故を起こして瀕死の重傷を負ってしまう。息も絶え絶えな一哉が目撃したのは、夜の森の中で争う二人の人影だった。真っ黒なシルエットの彼に「生きたいか」と問われた一哉は、迷うことなく頷き彼と取り引きすることにした。それは「闇の眷属」と名乗る彼が一哉の中でしばらく眠りにつく間、教会からの追手を彼の代わって始末すること。そして、生きるために女の精を食らうことだった・・・。

前作にひきつづき、中出し、媚薬、おもちゃ、コスプレ、ハーレム、何でもあり。のぞきに盗撮、さらには痴漢プレイまで。ウワサの真相の先にあるのは、淫らな堕落なのか、それとも愛のパラダイスなのか・・・。

調査中の事故により帰らぬ人となってしまった歴史学者を父に持つ青年・有馬たくやは、父の後妻であり、若くして未亡人となってしまった義理の母・亜由美の後を追って、剣の岬に佇んでいた。そこでたくやが見たものは、亜由美が友人の一条美月と、唇を重ねる姿だった。困惑するたくや。さらに、そんな彼の目の前に光に包まれた謎の美女が出現し、たくやに不思議な指輪を渡し、消えてしまう。その指輪はたくやと遠い世界の絆を紡ぐ、ひと夏の冒険への片道切符だった・・・。

真面目で優等生。そして、しっかり者の姉・舞。いつもニコニコ、愛らしくて甘えん坊の妹・七菜。しかし、その姉妹と主人公・四郎の間に血の繋がりはない。ふたりは今から7年前、両親を亡くしたのをキッカケにできた義理の姉妹だった。突然できた姉と妹、新しい家族に戸惑いを覚える四郎だったが、本当の息子のように優しく愛情を注いでくれる義母・桜のおかげで、徐々に新しい家族にうち解けていった。それから数年、義理の父であった丈斗が事故死してしまう。突然の不幸に呆然とする四郎、そして姉妹。しかし、桜は家族の大黒柱を失ったにも関わらず、気丈に振る舞い、家族を支えていく。そして現在、血の繋がりはないけれど、家族として共に幸せな時間を営んできた。だがある日、四郎は十河神社の神主を務める陸奥高富から、自分を引き取りたいという人物、叔母の最上佐和子を紹介される。佐和子の提案を聞き、四郎は、悩んだ末に日向家から自立することを決めた。そしてそのことを家族に告げると、七菜からは猛反対され、桜と舞も戸惑いを隠せない。困り果てる四郎だったが、自分も日向家で一緒に生活するという条件と共に、夏休みまでに答えを出すことが決められた。佐和子が呈示した期限は、夏休み開始までの約20日間。それをキッカケに、少しずつ姉妹との関係に変化が現れてくる。