エリート検事を夫に持つ天城弘子は日々豊かな、何不自由ない生活を送っていた。しかし、夫の肇は仕事に忙殺されていて家に帰っても疲れ切って夜の営みはさっぱりだった。最近は未解決事件のフラストレーションからインポ気味で弘子の求めに応じられなかった。弘子は悶々とするばかりだった。性生活への不満は彼女の無意識の領域をいつのまにか侵していた。そんなある日、弘子はいきつけの美容院に出かけた帰りにタロットカードを売る露天商の美少年と出会った。少年に誘われるままビルの中の「運勢研究所」に入る。薄気味の悪い老婆が彼女を迎えた。その老婆は全てを見透かしているように、弘子の私生活や悩みを言い当てる。夫の職業から夜の生活の欲求不満まで、言い当てられて困惑する弘子に、老婆はある予言を告げた。「すぐに男にやってもらわないと、死ぬよ」。それはめくるめく奇妙な体験への入り口だった。
TM-HPBN-108|にっかつ|72min|DVD|2018-10-02|中古:1,100円(税込)|