チャロット物語 No8

長いようで短かった半年間の甘い生活。それは○女にとっても私にとっても甘く切ない6ヶ月間だったかもしれない。人一人の人生を支配する事は安易に出来るものではない。答えは最初の出会いから決まっていた。私は己の欲求を満たす為だけに、○女は家族の生活を守る為だけに、それだけの為の半年間だった。私は充分に満ちたピークを迎えれた。次は彼女の番である。何をする事が○女にとっての幸せか、それは日本に嫁いで日本人と暮らし人間らしい生活を贈り家族を養う事である。メイドとして住み込み始めた時からマイケルを通じ結婚を希望する日本人男性を調査させ募っていた。最後の撮影のあくる日にお見合いをセッティングしていた。相手の男性は姫路に住む熟年離婚をしたバツイチの中野和男。既に経営していた不動産業は息子に譲り役員報酬で生活しアジアの○女にハマッているハゲオヤジ。血液型は私と同じ。勿論、結婚はイミテーションマリッジ。形式は本当の婚姻と同じ手順を踏む。男が籍を貸し毎月3万円の報酬と数回SEXをし○女は夜の街で働き家族に送金する。男にとっても○女にとっても理に叶った話である。月12000円を生活費として送金。日本での月収は30万円。数年居れば途中で離婚しても国に帰れば大金持ちになる。