夏の陽光がきらめく漁師町。網元の一人娘で女子大生の由美は、久しぶりに東京から戻り、海女たちと一緒に漁に出たりしていた。同じ頃、町では修司というワケあり風の青年が民宿で過ごすようになった。そして、東西観光開発の依頼を受けた松永不動産が、地元の若者・順平を雇うなどして漁業権や海岸一帯の土地の買収に乗り出していた。社長の松永は多額の負債を抱える網元の剛三に金を融通し、次の町長選挙の後押しをする代わりに全権委任状を渡すように持ちかけた。返事を渋る剛三だが、旅館に長逗留している香織との再婚話や、娘の留学の話などが持ち上がると松永を頼ってしまう。松永の密かな陰謀は着々と進行していくのだった。
TM-BBBN-2061|にっかつ|70min|DVD|2013-07-02|中古:1,380円(税込)|