若妻亜希

未だ厳しき冷え込みの残る初春の朝、定刻通りに仕事へと出る主人の背中を、妻は屈辱の「全裸」姿にて見送った。それは、屈折した夫婦の関係をまざまざと物語る、悲しくも逃れられぬ、朝の光景だった。若妻・亜希２３歳。連夜繰り広げられる、主人からの被虐的性調教。亜希にとってその日々は、決して逃れることの出来ない、恥辱地獄の釜の中であった。早春の頃、若妻は買い物帰りの路上にて、ひとりの青年との運命的な出会いを果たした。その青年の微笑みは無邪気で、健気で、悪しき心の欠片も感じさせない、打ち拉がれた生活を送る亜希にとって、剰りにも温かな光を感じずにはいられない、屈託のないスマイルだった。その日を境に、亜希は青年との密会を繰り返す事となった・・・。出演、二宮亜希。