くいこみ海女 乱れ貝

とある島の漁村で海女をやっている帆奈美は、網元の若旦那・源太郎と恋仲。飲み屋のママ・純恵らもそんなふたりの恋のゆくえを見守っていた。しかし、源太郎は叔父の忠吉に誘われて東京に行き、数ヶ月を過ごしたのち、浮かれた様子で帰ってくる。東京で、ホステスの由紀とイイ仲になったのだった。やがて、由紀が島にやって来た。せまい島で源太郎と由紀の噂はすぐに広まった。源太郎はそんなことなどお構いなし。昼間から外で由紀とのセックスにふけり、結婚の話まで出すのだった。しかし、由紀は源太郎の想いをはぐらかすように振舞う。一方、帆奈美は平静を装っていたが、動揺を隠せない。源太郎のことが諦めきれないまま、過ごす日々が続くのだった。そんな中、由紀のかつてのヒモ・長谷部が島にやって来る。長谷部は、由紀にヨリを戻そうとせまるが、彼女は罵りながら反発する。しかし、由紀の体を知りつくしている長谷部のテクニックには、逆らえないのだった。由紀は、海岸で源太郎に自分の「悲しい過去」を話し出す。それを聞いた源太郎は結婚をさらに強く望むようになり、由紀もまたそう願うのだった。ふたりは、その場で交じり合い、結婚を約束するのだった。